福岡都市圏は、地理的に、都市化の進展や生活レベルの向上に伴う水需要を満たす河川に恵まれていません。その水源対策として、九州一の大河川である筑後川からの取水に望みを託すことになり、昭和48(1973)年6月に福岡地区水道企業団が設立されました。
昭和58年11月、水資源開発公団(現:独立行政法人水資源機構)の「福岡導水事業」により筑後川からの導水が実現し、当企業団の水道用水供給事業を開始しました。
その後、多々良川水系の鳴淵ダム、福岡都市圏の自助努力として海水淡水化施設、筑後川水系の大山ダム、最後の水源開発である那珂川水系の五ケ山ダムが完成し、福岡都市圏の6市6町1企業団1事務組合に一日最大約26万8千㎥の水道用水を供給しています。