福岡都市圏内の水源である多々良川水系の鳴淵ダムは、多々良取水場で取水し、近接する福岡市との共同施設である多々良浄水場へ導水しています。
多々良川の水質は、河川水に有機物が多いため、多々良浄水場は、オゾン・粒状活性炭方式を用いた高度浄水処理を導入しています。
玄界灘から海水を取水している海水淡水化施設は、頻発する渇水への対応策、また流域外の筑後川水系に多くを依存する福岡都市圏の自助努力の一つとして、建設しました。
海水淡水化施設が取水する玄界灘は、外海であり、一年を通じて水質の変動が少なく、海底砂層を利用した浸透取水方式を用いているため、よりきれいな海水を確保できています。
那珂川水系の五ケ山ダムの取水・浄水等については、福岡市の既存施設を共同使用するとともに、その処理を福岡市へ委託しています。